松江に着いた翌日の午前11時、祖母の13回忌の法要でした。
祖母はそもそも足が悪くて納戸でこけて動けなくてこまったりして
足の手術をしたのが発端。麻酔が悪かったのか、元々要因があったのか
脳梗塞・脳溢血だかな?寝たきりで目は開いても話せない、ほぼ意識のない
状態で2年半近く入院してました。
子供は松江を離れていたのでこちらに転院だのという話もあったようですが
治る見込みがない事もあり受け入れ先がなく、子供が松江に通い、祖母には
地元の家政婦さんがついての看病でした。
私は20歳そこそこで金銭的なことは全く知りませんが、
大変だったと思います。
母も勤めがあり、休みの合間をぬって通ってました。
あのころマイレージなんてあればな〜・・・
でも母は自分でかせぎがあるからこんなに通えると言ってました。
私は祖母にどうして母を離れたところにお嫁に出したのか?と
聞いたこともありました。お見合い結婚でしたしね。
夏休みの長期滞在後、こちらに帰る時のタクシーの中からみた
祖母の涙は子供心に、「私は遠くにお嫁に行かない」
と思わせたものでした。
入院してから母もよく通いましたが、叔父はもっとすごかった!
男の人でもこんなに付き添えるものなのかと・・・
ただそばで座ってるだけじゃない。ありとあらゆる事をしてました。
そういう姿もみてるから、私の病気の事を時々とやかく言うけれど
通じるものがあるので許してます(笑)
私は祖母のお葬式以来でしたので久々のお墓参りは、なんだか
罹患前の自分に戻ったような気持ちで手を合わせてきました。